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John Zorn's Cobra  名古屋作戦今池部隊

  • Posted by: まさひこ
  • 2009年4月 5日 23:21
  • ART | Music
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TOKUZO10周年企画第14弾3/15(日)John Zorn's Cobra  名古屋作戦今池部隊

18:00open 19:00start  
前売¥3,000 当日¥3,500

巻上公一(プロンプタ)
津山篤(ギターとか歌とかベースとかピアノとか)
鬼怒無月(ギター)
植村昌弘(ドラム)
藤原弘明(ヴァイオリンとかバンジョーとか)
KEI(ギター)
臼井康浩(ギター)
小野浩輝(カシオトーン)
石垣篤友(ベース)
石渡岬(トランペット)
白木佐也加(歌とかピアノとか)
小野良子(サックスとかフルートとかピアノとか)

鬼才ジョン・ゾーンが提唱した即興音楽の"サバイバル・ゲーム"John Zorn's Cobraが、プロンプター巻上公一で、遂に今池上陸。
「コブラ」は84年にジョン・ゾーンが"作曲"した即興演奏のシステムで、 "部隊"と称される、10名程の演奏者たちが、プロンプターが差し出すカードとそれに対応したボディ・ランゲージによって意思疎通をはかり、即興演奏を行 なうというもの。途中"ゲリラ"としてプロンプターに逆らう演奏者も登場し、ゲームに負けると制裁を受けるなどサバイバル・ゲームらしい物騒なルールもあ る。
今池部隊には、東京、関西からの強者経験者達に加え、名古屋即興勢も大量参戦する 。


 ジョンゾーンのコブラは主にいろんな人がいろんな組み合わせでやっているのだけど、見るのは初めてで、どういうことになるのだろうと興味津々で見に行きました。
 ちょっと早めに来て後ろの方に座っていたら、前の方も空いてますよと言ってもらって、案内されるままに最前列に。
 プロンプターの位置より前になってしまってた。おかげでプロンプターの出すサインも見えるし、鬼怒さんや石垣さんは見えないのだけど、近くで良く見える。
 プロンプターは客席の位置に立って机の上におかれたいろいろなサインを差し出す。サインは客席からは見えない形にはなる。どういうサインがどうなっているのかというのは想像するのが楽しい。
 ちなみに、サインから想像出来るのをいうと、演奏者がグーを差し出すと主導権の意思表示、バンダナをつけるとリードを演奏するんだと思う。首切 りのサインで演奏を中断。たまに良い演奏をやっているとプロンプターが拒否する場合もある。くそうという声が聞こえてきて笑った。
 1、2、3とボードがあって鉛筆で書くサインをするとリフが記憶される。1を出すと1のリフが演奏されて、2を出すと2のリフが演奏され、1と2を交互に出すとフェードしあう。
 誰かが指揮者となって演奏者を指示する場合もあれば、指揮が乗っ取られたり、違う展開をかぶせられたり急に振られたり。そこらへんが面白い。

 
 とまあ、いろいろサインは複雑みたいでこれの何倍もサインがあるようでその組み合わせで演奏が展開するのは面白い。演奏者の力量が左右するなあと思う。

 面白いのは各メンバーがプロンプターに命令の要求を出すことによって演奏の展開が成り立つということ。リーダーがいてその人の指揮によって演奏 が成り立つとか、曲の柱があってその展開の中で即興を繰り広げるのではなくって、各々が指揮を取り合ったり指揮を重ねあわす形で即興演奏をつなげて行くと いうというのが今まで見たことがない演奏の感じで楽しい。

 意外と即興音楽よりも耳あたりもよく、入って行きやすい感じだったのは、みんな持っている様々な引き出しをそれぞれが主導権を取り合う中で、そ の場の空気を感じて演奏して行くからかなあと思う。そこらへんの流れとか空気とかを上手く反映させるのはプロンプターの才能なんだろうな。

とはいえ、これは見ないと面白さは分らないと思うし、メンバーが変わればまったく異なるCOBRAにになるということなので見れたのはとてもラッ キーだと思う。メンバーを見れば期待を裏切らないのは分っていたけども、即興音楽あり、おジャズあり、ロックあり、カントリーあり、アルプス民謡?あり、 パントマイムあり、演奏中の告知・自己紹介ありでほんま面白かった。 

Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ 2008/08/23

  • Posted by: まさひこ
  • 2008年10月 3日 20:20
  • ART | Music
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 豊田市美術館で開催中の「Blooming:ブラジル-日本 きみのいるところ」へ行ってきた。
今回の個展はこれといって見たいものはなかったんだけれども、何か暖かい感じがして見に行ってもいいかなと思っていました。
全体的に暖かいやわらかい印象の展示が多く和む感じ。
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 特に印象深いのはモレーノ+カシン+島袋道浩の作品「ヴィデオアルバム」。
 モレーノ+カシンというボサノバ第3世代といわれているアーティストの作品に日本人の島袋道浩が映像を付けた作品。Moreno + 2のSertãoの音楽が素晴らしいわけだけれども、沖縄の海で泳ぐ映像がまた良くって、会場を映像から流れる青い光で包んだ感じがして時間を忘れる。


 この前見たGARDENS ガーデンズ-小さな秘密の庭へ- のエルネスト・ネトの作品もそうだけれどもあっと言う作品はないけれどもほっと落ち着いた感じの作品が多い。
キアラ・パンフィのハンモックに横たわる作品やモニカ・ナドールの壁画の作品しかり生活の中に根ざすデザインと言う感じがほっとする。ブラジルの人の感覚は日本でもあるのだと思う。

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その中の作品、サンドラ・シントの「わたしが燈せる全ての灯り」もそう、星々や木々や雪の結晶がかかれたドローイングの中央にビーズのソファーが置いてあって僕らはゆったりもたれて暖かい世界を眺める。ここの美術館はいつもこういう空気が漂っているから好きだ。

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会場にラメで色とりどりに輝く砂漠があってその先に壁画が見えてくる。絵の付近には銀を10円玉などで削ると絵が出てきますとある。ただの壁 画と思ったら、以前は壁全体が宝くじなどで使用されるシルバーインクというもので包まれていたようで、たしかにパンフレットを見ると壁面は全て銀色となっ ている。今は全て手の届くところは剥がされて、下からは海の女神イエマンジャ、ピクニックの食べ物など幸福をもたらすものが壁面に出ている。既に削られた  後だけれども何か幸福に出会った気がする。
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最近の傾向として映像作品が多いわけだけれども、映像作品はなかなか長時間見ていられないにもかかわらず、マリア・ネポムセノの作品はついつ い見てしまう。その作品は、リオのカーニバルに突如、巨大なピンク色のボールが放たれて、人々はそのボールを追いかけ回したり、蹴ったり抱きついたりして いるというもの。巨大なボールを蹴ったり転がしたりしているだけなのに幸福感が漂うのは面白いと言うか見ていて気持ちが良い。



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ブラジルという遠い世界の都市の日常というのは日常と非日常的の中間のような変な感覚をもたらすみたい。川内倫子がブラジルの日系社会の日常 を切り取った写真も近いようで遠い感じ、でも遠くても身近な日常のような感覚がする。そんな写真をみてから豊田市美術館から豊田スタジアム周辺を眺めたら それも非日常のような気がした。




  会場で面白いと思ったのは島袋道浩の「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした」でした。解説によると「島袋は 2000年に郷里である明石のタコを東京見物に連れて行くロードムービー風のビデオ作品を製作し、それを2005年にサンパウロのヘペンチスタ(朗踊者) 二人組「ペネイラ・エ・ソンニャドール」に見せ、歌ってもらいました。ヘペンチスタはもともと文字を読めない人たちの瓦版的な存在でしたが、島袋が伝えた 「日本のタコの物語」は彼らにより変奏され、新たな物語となってサンパウロに広がっていきます」とある。どうもサンパウロの人はタコを見たことがないみた いで、あいつは漁師ですごい奴なんだぜ。タコを採っては海へ返すんだとか見当違いのことを伝えていて可笑しいのだが、その音楽が結構しっかりしていて、即 興で伝えてるとしたらすごいわなーと見入ってします。
 ちなみに上のような映像の隣には島袋がイタリアの海でタコを採って採ったタコを海岸へ持ってきて海へ返す映像が流れる。何でイタリアなんだろ うと思ったんだ出れども、「ヘペンチスタのペネイラ・エ・ソンニャドールにタコの作品のリミックスをお願いした」のリミックスなんだろうと思ったら納得し た。ブラジル・日本ということなんだろう。何でイタリアかは不明だけれども。

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エルネスト・ネトは今年は少しダークな感じの作品でした。体内に包まれる感じはGARDENS ガーデンズの時と一貫しているけれども、原初の住居のような黒と紫で少し落ち着いた作品は違和感を感じたが外から中にいる人の姿をみると、あーエルネスト・ネトだなあと思えた。

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美術館の池にはアナ・マリア・タヴァレスの「ヴィクトリア・ヘジア ナイアのために」という蓮がキラキラ輝く作品があってとてもキレイ。ヴィ クトリア・ヘジアとはアマゾンを象徴する花「オオオニバス」でナイアとは、インディオ伝承の、水面に映る月に恋をした女性の名前から採られたそうで、キレ イな池に映る感じがなんともいえない幸福感を漂わせていた。

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ペネロピ/金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで/芳垣×岡部DUO

ペネロピを見に進富座

映画はせっかく見に来ているので、わざわざアンハッピーは結末は見せられたくない。
特におとぎ話のような物語ならなおさら。
おとぎ話のような展開の話を何とか見せれるようにするために、ペネロピの衣装やペネロピの部屋がとてもファンタジーに出来ている。悪役であっても本当の悪人はいなかったり、不幸に関して力強い感じが見ていて悪い気はしない。
それにしても特筆すべきは、美術と衣装!!あと夜景がとても幻想的。
製作を兼任しているリース・ウィザースプーンのセンスなのか美術のアマンダ・マッカーサーという人のセンスなのか?とても気になる。
そして、SIGUR ROSの音楽がとても似合う映画です。

金刀比羅宮 書院の美 応挙・若冲・岸岱から田窪まで

その後、県立美術館へ目的は若冲と田窪恭治。
ただ、それを含めた金毘羅さんのセンスに圧倒された。 takubo_tubaki.jpg茶所の襖絵がパステルで書かれた椿の洋画とは!!。しかも白地と赤と緑のコントラストがとてもきれい。それと、なんと床の間の絵がタイルで出来ていて青地に白色でこれも椿が描かれている。ちなみに、会場ではその白書院障壁画を持ってくるのではなく、田窪恭治がライブで公開制作を行っていて、絵が出来ていく様が見れる。

色々見ていくと白書院が特別なのではなく、高橋由一の明治時代の油彩も小壁や地袋に書かれている。小壁に青い油彩の夜景とはすごいセンス。 3.jpg

江戸時代の岸岱のの作品も変わっている。春の間の緑色の松の絵が襖絵にしては意外なほど明るい。そして菖蒲と群蝶の間の菖蒲と群蝶の対比がすごい。和室で見上げると何百匹もの蝶が躍っているとは。 そして若冲。襖絵の写真を見たときは一つ一つの花の絵は無難かと思ったのですけど、部屋に入って意外と狭い空間の四方にあの襖絵が囲んでいるのは異様な圧迫感というか迫力がある。若冲の絵と言うより空間として見てすごいと感じる。
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ちなみに岸岱と若冲の絵がある奥書院普段から非公開だそうで、来週で展覧会も終わってフランスへ巡回してしまいます。見れたら見たほうがいいと思う。

芳垣×岡部DUO
一緒に行った友達を引っ張り回し、芳垣×岡部DUOを見に松阪Taraへ。不安になるくらい何もないところを進むと、それっぽい人たちがチラホラと見えほっとする。ちょうど着いた時間が芳垣×岡部DUOの直前だったので何とか間に合った。
岡部さんの足元のケースから色んな鳴り物が出ては出ては、芳垣さんも足元に置かれたジャンベから鳴り物からわけの分からない打楽器からまさしく打ち合わせなしのような互いの感触を確認するかのように音を出していく。互いがこの音ならこの音と言うようにあわしていく。岡部さんの独特のリズムに芳垣さんの感覚で反応すると言うような感じ。VINCENT ATOMICUSの中核だけ抜き出したような感じと言うか、ROVOっぽい部分もあったりだとか、あのメンバーはやはりソロやDUOでも十分楽しめる。これで山本精一ソロ、勝井祐二ソロ、勝井×山本DUO、芳垣×岡部DUOを聞いたことになるので、主要はパーツは制覇したと言うことかな。
そうそう、NegoはROVOの影響をかなり受けた感じでした。結構良かったです。ただ、芳垣×岡部とのセッションが職場からの呼び出しにあって見れずでそれだけ残念。

そうそう、旅団のコミュを見てたんですが6月のUNITのライブで対バンするKINGDOM☆AFROCKS /とneco眠ると言うバンドが良さげな気がしました。

吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys StarrySky - IKZOLOGIC Remixとか

  • Posted by: まさひこ
  • 2008年5月 6日 22:21
  • ART | Music
いずれもきのこオーケストラさんのブログから
たまに見に行くと結構気になるネタがあるんだよね。

吉幾三×Capsule×DaftPunk×BeastieBoys StarrySky - IKZOLOGIC Remix
これ最高。かっこよすぎ吉幾三

あとこれもうれしいね。
Cornelius f. Nomiya Maki - Love Parade
キダサンの好きなおやまだくん?相変わらず元気ないなあ(笑)
うわーLove Paradeが聞けるとは!!
 

六本木クロッシング2007 未来への脈動展

  • Posted by: まさひこ
  • 2008年1月21日 23:25
  • ART
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 先週、森美術館へ六本木クロッシングを見に行ってきました。
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 六本木クロッシングは2004年から始まった展覧会で今見ておきたいアーティストを紹介する見本市みたいなもの。

前回の紹介文
最も注目すべきクリエイターを2~3年ごとに紹介する展覧会、[六本木クロッシング:日本美術の新しい展望2004]が開催中です。
本展では現代アートを中心に、デザイン、ファッション、メディア・アート、建築など、さまざな創造的分野で活躍するアーティストを、世代や地域の枠組みを越えて幅広く紹介していきます。


 前回の出展者をざっと見てみると、八谷和彦、法規信也、フジタマ、みかんぐみ、会田誠、深澤直人、ヤノベケンジ、アトリエ・ワン、坂茂、小谷元彦、やなぎみわ
 展示作の良し悪しは別にして時代を感じさせるものがある。前回はタイミングの問題で見逃
してとても残念と思っていたから。

 ということで、以下目に付いたものの感想。
 
 会場へ入ると吉野辰海の大きな犬の彫像があってインパクトはあるけど展覧会としては保守的なのかなと思う。犬の口からしたみたいなものが伸びてその先に小人がいるあたり口から6体の弥陀仏を吐いている六波羅蜜寺の空也像を思い出す。

 その隣に内原恭彦と言う人の高解像度の中東かアフリカか分からない異国のゴミ捨て場のような場所の3mほどの巨大な風景写真のような作品があ る。この人は高解像度のデジタルカメラを使って数百枚枚数のデジカメ写真を繋ぎ合わせて、恐らく数十億画素になろうという一枚絵を作り出すという手法の 人。
 http://dc.watch.impress.co.jp/cda/exib/2007/10/25/7285.html
 技術によって成立が可能になった世界。こちらの方が今を感じさせる。それにしてもこの圧倒的な情報量の世界については、解説がないとただの一枚 の風景写真に見えてしまう。写真の解像度について不思議に思わない人はただの写真に見えるかもしれない。が、細部まで写しこまれた作品と遠景と近景のピン トが合わされた世界と繋ぎ合わせからくるズレの揺らぎにくらっとくる。

 その反対側には、立石大河亞というひとの作品。この人の作品をこの場所にあげるというのはマンガという手法が芸術となりうると言うことの主張だ と思うのだけど内原恭彦に比べると今を写すというインパクトに乏しいかも。当然、内原恭彦の作品だって技術の中に埋もれる要素は十分にあるけど今と今後を 見るというのでは今はこちらかなと思う。

 他に写真の作品の中では中西信洋の 作品が面白かった。ポジフィルムに紅葉などの素材をを微妙にずらして写し、何枚も重ね合わせて不思議な質感の不思議な物体を作り出す。それと同じコンセプ トで六本木ヒルズからの日の出を大きいフィルムに何枚も焼いて並べた作品も美しい。ありがちにもかかわらずきれい。それにしてもポジを重ねた作品は目から うろこだ。

 作品の中には旬の人かもしれないけど作品としては正直学芸会どまりというのもあったし、今後を左右することはないだろうけど面白いのもあった。

 できやよいの 作品を見たとき、草間さんを思い出した。キャンパスに書かれたカラフルな女の子の顔は小さな女の子やパンダの顔で描かれていて、指の腹に絵の具を付けて キャンパスに押し付けてそこに女の子やパンダの顔をいわば無限に描いていく。コピー&ペーストでは出せない世界は確かに凄いと思う。

 冨谷悦子も同じように途方もない細密な作品を作る人。銅版画で作っているそうで、15センチくらいの小さなキャンバスに若冲の絵に出てくるような空想上の動物が描ききれないくらいの密度で描かれている。これを虫眼鏡も使わずに裸眼で彫ると言うのだからうわーと感嘆する。
 
 できやよいにしろ冨谷悦子にしろ他に似たような作品を作るようなひとはいるかもしれないけど、偏執的な集中力は他では得られないだろう。

 吉村芳生も偏執的な作品を作る人で面白かった。売れる絵ではないけど。365日毎日自画像を書いたり、ひたすら金網を模写し通づけたり、ある日 の新聞をひたすら克明に模写したり。無意味ともいえる作業をひたすらし続ける感じが面白い。365日の自画像は日によって微妙に表情が違ったり、線が荒い 日があったり。線が荒い日は調子が悪かったのかなと思ったり。他人の365日を見て面白いと感じてしまうのが面白い。

 できやよいと冨谷悦子の作品の間には70年代に半狩りでハンガリーに行くなどのインスタレーションとかをやった榎忠の作品があって、何かの工業製品の金属部品で出来た4mくらいの大きさの未来都市のような世界はきらめきと重厚感があってイイ。少し高いところから作品を俯瞰的に見ることも出来て絶妙的にキレイな都市だと思う。

 それにしても絵画とか彫刻とかオブジェとか版画とか旧来のメディアに関しては、今回の作品の中で気に入ったのはいずれも根気よく積み重ねていく作品ばかりだったように思う。さかぎしよしおうもその一人。陶芸の粘土をスポイトで一滴落として、丸い水滴が固まる前に次の一滴を落とす。こうして出来た水滴の塊を釉薬を塗って窯で焼くと出来上がりだそうで、水滴の揺らぎと根気よく積み重なっている様が面白かった。

 結局旧来のメディアは突き詰めていくところに魅力を感じるしかないのかな。


 その他のメディアにかんしては、数が少ないけど面白いのがあった。

 田中偉一郎の公園に群がるハトに、「岡本 常夫」とかテキトーな名前をつけた迷作『ハト命名』とかこけしをマリオネットにする作品とか、刺身の魚拓とかくだらなすぎて笑える。赤瀬川、林丈二、小沢剛に通じる匂いがする。

 佐藤雅彦+桐山孝司の 「計算の庭」も面白かった。ピタゴラススイッチの人だけど、自動的に計算がICチップに読み込まれるようになるカードをもってゲートをくぐると+3とか× 5とか読み込まれる。73と言う数字になるようになんどもゲートをくぐるのだけど、ただ計算のためというか73という意味のない数字を求めるために「計算 の庭」をさまよう感覚は面白い。

 他にも、以前から他のメディアで見てきた人たちが今回の展覧会で紹介されていて嬉しく思ったりした。
 辻川幸一郎はコーネリアスのPVを作ってきた人で、まあ最近とっても有名になってきたのだからいたって当然なんだけれども。スターフルーツサーフライダーのPVの頃から好きだったので。会場ではコーネリアスの作品で使ったPVが使われていた。

 Ages5&Upはインターネットを始めた98年ごろに遊んだポポロンやその後の作品からコンセプトはなんら変わっていない。洗練され てインターフェースが進化して。ディスプレィ上のカーソルをクリックするとボヨーンとはねたり、ブルブルとしたりは以前見た気はするけどまさかマウスまで 震えるとは思わなかった。何年か前にAges5&Upの中村克也さんが亡くなって。結構メディアで目に付いたのは中村さんのほうだったのでどう なってるのかと思われたところの今回の出品。以前と変わらないのは意思なのかどうなのか。とっても気になっています。

 山口崇司/d.v.d
 会場には2台のドラムキットが置かれて自由に叩いていいようになっている。ドラムを叩くとドラびでおのようにドラムに反応してVJが動く。こう上手な人が叩くと下の映像のようになる。 
 会場にも映像も流されていて、おーd.v.dじゃん、イトケンさんじゃんと嬉しくなる。
 onnacodomoといいd.v.dといい、PVはキレイだったらいいという時代じゃなくなってきたのかなと思う。

ピピロッティ・リスト展「からから」

  • Posted by: まさひこ
  • 2008年1月19日 15:07
  • ART
 六本木クロッシングは夏からずっと見たいと思っていたけどいけないなあと思っていた。夏からと書いたけど実際は2004年の六本木クロッシングにいけなかった思いが積もっていたんだけど。


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 そんな時にさなえさんの日記にピピロッティ・リスト展「からから」が見に行くもののおぼえがきとして書いてあって、外国の人の個展で「からから」なんて何か面白そうな匂いがしますよね。あ、これは見たいかもと思った。

 ピピロッティ・リスト展について色々検索してみると、インスタレーション中心みたいだけど、可憐と恐怖というと以前見てとてもよかったソフィ・カルを思い出すけど近いのかな?なんて思ったりした。そしてもし「「部屋」オーディオ ビデオ インスタレーション」が実際にあるなら見てみたいと思ったのがきっかけ。

「「部屋」オーディオ ビデオ インスタレーション」


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で、他にも何かやってないかなと思ったところで「Buffalo Daughter presents Euphorium vol.2」を知って行くと決めたわけ。

 久しぶりの東京はほんと良かったわけで、翌日はさなえさんとも短い時間だったけどお茶も出来て、彼女の話を聞くのは居心地がいいというかなんというか。東京へ行ったら会いたい人の一人。

さて、話は前日に。


 

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ピピロッティ・リスト展「からから」を見に品川で新幹線を降りて原美術館へ。東京は雨で、前回来たときは雪だったんですけど。前回は横尾忠則展2002年だったのでもう6年も経ってるんですね。

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前回建築中だったビルが完成していて、久しぶり感が増幅する。


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原美術館は6年ぶりだったのにもかかわらず迷うことなくたどり着くことが出来て、意外に記憶に残っているなあと思う。


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美術館に入ると左側のミュージアムショップが目に付く。
 荷物を入れるためのロッカーを案内されると、そこにピピロッティ・リスト展の図録とリストの作ったポスター十数枚の入ったからから缶なるものがあってリストの映像作品を切り取って持って帰れるようで目を引いた。

 実はこのとなりの身障者トイレにも仕掛けと言うか作品があって・・・。まあなんというか・・・。

 ミュージアムショップから出ると正面に作品が。森村泰昌の常設展示が。前に来たときにこんなのあったかなあと思いながら振り返ると足元の小さい穴から叫ぶ小さな小人の女性の姿が。足元の溶岩から叫ぶ5cmくらいの女性。奇妙でもあり不思議でもあり小さい女性を覗き込む自分の姿も滑稽。

 隣の部屋に入るとプラスチック製品を木にぶら下げてプロジェクタを投射して表現しているインスタレーション「ダイヤモンドの丘の無垢な林檎の木」と言う作品が。その隣に、「「部屋」オーディオ ビデオ インスタレーション」が。
 とても幻想的なダイアモンドの丘を作っている林檎の木はプラスチック製品で出来ている。
 「部屋」には巨大なベッドぐらいあるソファーが並び小人のようにそこに座り両手で持たないともてないような巨大なオモチャのようなリモコン(実際に動く!!)を操作をしてビデオを見るが、サイケデリックなグロい映像を延々見る様は???ポップなのかグロいのか?


 

リストの言葉…「物事のポジティヴな面を見るようにしている」

 と言うことから見ればグロいけど何だか面白いということになるのだろう。確かにそんな作品ばかりだ。

 2階へ上がると、宮島達男の作品と須田悦弘さんの作品が。前回来たときは見たことなかった。まあ、前は横尾忠則のとんでもない世界観に包まれて凄いことなっていたのできづかなかったとしても当然だけど。それにしても美術館と言うかそれ自体が重要な原家の旧家の一部を壊してでも展示にする意気込みが凄い。

 2階は階段の途中から見ることのできるインスタレーションとか1997年のヴェネチア・ビエンナーレに出品した代表作「Ever Is Over All」などを見ることが出来る。

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若い女性が楽しそうに花を抱えてスキップをしながら花の幹で歩道沿いの車の窓を楽しげに割っていく映像が映し出される。映像はスローぎみで爽やかな感じと暴力的な感じがいりまじってスローで再生されることにより奇妙な感覚になる。

 奇妙なもの暴力的なものを見ながらキレイだとか爽やかだと感じてしまう感覚は面白いし。ポジティブな部分をみつけたときは、からっと笑って見てしまう。展覧会のタイトルは良く出来ている。。

見えないものと見えるもの

  • Posted by: まさひこ
  • 2007年12月25日 14:29
  • ART | Music

 

664647122_161.jpg 664647122_223.jpg 愛知県美術館で河口龍夫展を見る。
会場に入ると10mくらいの円柱状に撒かれた向日葵の種が目に付く。その横には立ち枯れの向日葵。そして周囲には鉛の板が壁一面に長方形に敷き詰められていて、モノトーンの世界が広がっている。

 蜜蝋の作品もあったせいかそれらを見た時、豊田市美術館で見たヴォルフガング・ライプ展を思い出した。
ライプの作品が死から生命への連鎖というなら、モノトーンのライプというか、河口龍夫の作品は生命から死への連鎖というイメージをパッと見た時は思った。
 立ち枯れたライプかと思ったら2階の「石になった生命」や「花の遺伝」などの絵画の作品はパステル調の明るい作品で意外。花の遺伝は中央に花の種子が埋め込まれた絵画でその種子の花の色で構成されている。石になった生命は化石の作品だけど生命のあった頃の様なカラーで書かれている。生命から死というイメージを1階では持ったけど2階では逆を思う。

 2階では向日葵の種が置かれていて自由に1階の作品へ撒くことが出来る。音を聞いたり、種が円柱状に広がる様をみて楽しむ。円柱状の真ん中に四角い銅版のオブジェが埋もれていて何だろうと思っていたのだけれども、インスタレーションの模様を撮ったVTRがあって、それがピアノだと気づく。なるほどこれは現代音楽なんだとその時気づく。

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夜はtokuzoへ。
金澤美也子(p) and 小野良子(as) とRYORCHESTRAが目的
6時ちょっとすぎに行ったら早かったのかまだ誰もいない。中から「スガキヤ行こう」の声が。たぶん東京から来た金澤美也子さんか誰かかなと思い、今から食事だったらまだまだだなと思い今池をぶらぶらと暇つぶし。

RYORCHESTRAは1曲目から3曲いっぺんにやってみましたという感じで、プログレっぽくもあり、インプロっぽくもあり、OOIOOのようなharpyのような変拍子ループボイスがあったり、激しくソロが続いたりとよく分からない。しっかりとした演奏での変な音楽を楽しむ。

ひゃくたたきはドラムとエフェクターを使ったソロ。エフェクターを使ったかなりキツイめのノイズを畳み掛けてつぶすかのようなドラムソロが被さる。ドラムセットのシンバルにピックアップマイクが付けられてエフェクターで変形して音が出る仕組み。気づいたことは、ノイズは単体だとかなり聞き苦しいけど他の音と被さればそれなりに聴けるということ。


そして、金澤美也子(p) と小野良子(as)のデュオ。 金澤美也子という人は面白い人だ。キレイな顔立ちで変な音楽を奏でる。囁く。絶叫する。鍵盤を手が面白いように動く。即興なのか。でも譜面があるし。激しく鍵盤を手が動いてもまだ余裕がありそう。
あれだけ激しく手が動くと見ていて面白くなる。

ちなみにこちらを撮っていた途中で電池切れ。
本当に面白かったのはこの後のアンコール。アンコールを予定してなかったらしく、二人で合わした曲は全てやったそうで、せっかくなんで何かお題を下さいということに。
「ABBA」
「あば!?あば~!?あばってダンシングクイーンのABBA?」
「そう」
「え~~~」「You can dance, you can jive」とフレーズを口ずさんでピアノで叩いてみたり「エービーエービー」?と叩いてみたりするが「無理無理」(笑)
「他に何かない?」の言葉に「じゃあルインズ」(笑)
絶対ここしか出てこないお題だ。
「ルインズってなにやるのクラシックメドレー?」
「あークラシックメドレーいいね」
「やっぱり無理無理」
「お題を下さいというわりには」と言われて、「あーそうだよね。ABBAやろABBA。練習やったじゃんABBA。ワンツーさんはい」
「%&#$|♪*$&#%$π√」勢いと畳み掛けるような演奏でYou can dance, you can jiveの鼻歌も混じりの不協和音。でそこからお互いの感じをつかみつつ「あばあばあばあば」と言うフレーズに落ち着きそこにサックスがかぶさって完全即興演奏。何でもやったもん勝ちやね。
即興はその奥にあるものが面白いんだよね。

マニアック

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ニコ動便利だなあ。

昼間に用事があったので、空いた時間にタモリ倶楽部の鉄道企画を見る。

それにしてもRAG FAIRの土屋にくるりの岸田にラルクのkenまで登場とは。ラルクのkenは麻雀ということでの登場なのかな。

鉄道麻雀面白れー。鉄道企画でDVD出せばいいのに。

マニア向けタモリ倶楽部もいいなあ。

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昨日、進富座へ天然コケッコーを見に行こうと思っていったんだけど、なぜだかスケッチオブフランクゲーリーという建築の映画を見ようという気になって、そちらへ入ってしまう。天然コケッコーは結構客入ってるようだったなあ。こちらは女性一人に建築家風のスーツの男性3人。途中気持ちよくなって寝てしまいそうだったけど、それなりに楽しむ。建築の個展だと模型中心であまり面白くないんだよねー。あの落書きのような線から建物が出来るのがすごい。フランクゲーリーも言ってるけど完成した時の光に当たった感じがたまんないし。ドキュメンタリーは個展とかでも流されるけどいつも飛ばしてしまうのでゆったりと見るのもいいなあ。家出見たら絶対に寝てしまうな。


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そして、大人のの科学のテルミンミニを購入。そんなに難しくなく作れる。オシオレーターむき出しの音がたまんねーなあ。なんて書いてると聴き鉄の岸田とかわんねーなー。次はサンプラーやエフェクターに音取り込めるようにしないとなあ。

気になる二つのおぼえがき ケロミンと修悦体

  • Posted by: まさひこ
  • 2007年8月29日 00:04
  • ART

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エアコンさんところからケロミン

http://www.keromin.com/

これはやばい。口の開き加減で音の高さが変わります。

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タエラマンさんところから佐藤修悦展

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=20513002&comment_count=15&comm_id=15110

9/2まで高円寺の古着屋シランプリで、ガムテープ文字でおなじみの佐藤修悦さんの展示があります。

こちらはそういえば2年前くらいに気に入って日記に書いたような記憶が。NHKも取材に来ているみたい。

街へ出よ、本を探そう

  • Posted by: まさひこ
  • 2007年6月30日 23:36
  • ART | 書評
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DTPWORLDの特集の話。

普段はDTP系の雑誌かと思ってあまり手に取らなかったのだけど、タイトルと表紙の雰囲気に惹かれて購入。

どうも最近はデザイン系にシフトしているみたいで、僕が昔立ち読みした頃とは大分変わったみたい。

まず惹かれたのは、佐藤直樹×西野嘉章の対談で写っている「東京大学総合研究博物館 小石川分館」。そこに写っている引退させられた古い標本の数々が、色あせた魅力を感じる。古い標本を集めた分館自体が、荒又宏の世界みたいというか、博物史みたいだ。

ほかにもアートディレクターやデザイナーの原点といえる1冊がインタビューとともに掲載されている。1ページに1冊。3分の2くらいを占める本のジャケットの写真は、どれも表紙を見ただけで中身が気になる1冊1冊。

書店ガイドは本のジャケットをCDのレビューのように並べてあって中身を見に行きたくなってくる。それにしても気になる本はどれも値段の張るものばかり。やはりジャケットを眺めて楽しむばかりか。東京中心で気になりつつも東京は遠いなあとぼんやり。

これ1冊持って神保町に行きたいなあ。

そういや、神保町のエリカは閉店したんだっけなあ。

ちなみに、これ買ったときは気づかなかったけど、友達がこれにテキストを寄せていた。あとで日記で気づく。そういや以前に読んだのかもしれない。だから記憶の奥に残ってたのかもしれない。良い仕事してるなあとおもう。


GARDENS ガーデンズ-小さな秘密の庭へ-

  • Posted by: まさひこ
  • 2006年11月14日 17:55
  • ART


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庭は、木々のざわめきや水のせせらぎ、訪れる鳥の声に耳を傾け、花の香りを嗅ぎ、枝から果物をもぎ取って味わう、五感すべてで感じることのできる空間です。そこは、ときに私たちを至福へと導く聖域と なり、ときに精神を研ぎ澄ます瞑想的な場となります。そうした空間に身を置くことで、私たちは穏やかに自らと向き合うことができるのです。 人工物に囲まれた現代の生活の中で、私たちはいかにしてそうした庭を身近に引き寄せることができるでしょう。いま人工物と自然は、互いに反発し合うのではなく、次第に寄り添い、結び付きながら、新たな庭を作り出す可能性をささやいています。 レースをまとった観葉植物、隙間に出現した小さな庭、お菓子でできた島、ふわりと膨らんだ大きな房、真っ白な迷宮--一つの庭からまた別の庭へと巡るように、それぞれの作家たちの庭を味わってみてください。いつも庭とともにあるための、いくつかのヒントをみつけることができるでしょう。



 豊田市美術館の入り口のエントランスには水色とピンクのチェックのビニールバックが20個ほど。チェックのビニールバックからは雑草が。無機的な豊田市美術館のエントランスに温かみのあるチェックのビニールバックそこから生える雑草。曇りの豊田市美術館は空の色と建物の色が染まってて大きな壁があるかのよう。そしてその前に温かみのあるバックがおかれている。
ロイス&フランツィスカ・ヴァインベルガーという二人組みの作品だそうで、展示の中では彼らの活動のアーカイヴを見ることが出来、多様なフィールドで多様な作品を見ることが出来る。
 テーマは多様な庭だそうだ。


 エントランスに入ると、フロントという女性4名のデザインユニットの「フラワーウォールペーパー」が視界にうわっと入ってくる。タイトルの通り壁紙を生花で飾った作品だけど、遠目で壁紙としてみてみたり、横から立体に見てみたり、近くから花を覗き込んでみたりしてみる。花の一つ一つもよく選ばれている。
 会場に入るとどこからともなく甘いにおいがする。あれはどこからの匂いだったんだろう。今もって不思議。レグラ・デットヴィラーと言う人の作品である丸みを帯びた葉に黒いレースの施された観葉植物が目に入る。そしてその周りにはその観葉植物を元に書かれた植物画が並ぶ。観葉植物の深い緑色と黒いレースがよく似合う。マリーアントワネット的?観葉とは自己主張であるということなのかな。
 フロントとレグラ・デットヴィラーの作品は「人工の庭」というテーマだそうだ。


 レグラ・デットヴィラーの作品の向かいにはコンクリートの庭石の周りに枯れた松葉が撒かれた鈴木昭男の作品「みたて/須弥への韻律」と言う作品がある。近くのコンクリートは台形で奥へ行くほど四角錐へと近づいていく。奥の三角の山を眺めれば聞こえない松葉の海のざわめきの向こうから聞こえない音が聞こえてくると言う「みたて」というテーマどおりの作品。

 ガラスの向こう側には白い陶器で作ったヨーロッパのファンタジーのような真っ白な泉や森や枯れた巨大な木のような塔が見える。その周りには真っ白な砂が敷かれてヨーロッパ的な箱庭といったところか。
小粥丈晴というひとの「泉」という作品だそうである。真っ白い泉に水滴が落ちて波紋となる瞬間を眺める瞬間を楽しむというものか。非常に日本的だ。
 で、鈴木昭男と小粥丈晴の作品は当然のごとく「見立ての庭」というテーマである。


 照屋勇賢の作品は非常に繊細だった。「プルートの家系図」という球体のお菓子で作られた天体と紙袋を内側に切り抜いて作られたこれも繊細な「Notice-Forest 告知-森」という作品が置かれている。これ良かったなあ。ガラスの保冷庫に置かれた天動説をテーマにしたお菓子の天体は幾層ものキレイなクリームやスポンジで地層が作られてその地層の上にファンタジーのような世界がある。他にもお菓子で作られた惑星のネックレスとか職人の技を見せられたかんじ。「Notice-Forest 告知-森」もすごくって紙袋を内側から覗くと木が生えていて、それはその空間の天井、すなわち紙袋の上部を紙きりで切り抜いて作られている。その切り方がすごくってまさしく森といってもいいくらいの細かい切り方。今回の作品は秋をイメージしてかパンを入れるような黄色い印字がされた茶色い紙袋を切り抜いて作られているので紅葉という感じが良く出てる。
http://www.asahi-artfes.net/program/b.html

 その隣の栗林隆の作品は照屋勇賢のフロアの隙間の壁の間に作られている。アザラシやペンギンなどが壁や床を覗きこむ先に別世界が広がっているというもので、そのテーマというより隙間に作られた庭のキレイさに惚れた。栗林隆の作品は狭い空間の中に水や鏡面を使って左右対称の空間を作っていて、存在しない場所にあることがよりキレイに感じさせる。
 「小さな庭」というテーマだそうである。


 次の高木正勝とエルネスト・ネトの作品は包み込む庭というテーマだそうで、高木正勝の作品は靴を抜いでクッションにもたれながら流れるような光り輝く少女の水彩画の動画の動きを見ているとこのまま寝てしまいそうになる。エルネストネトの作品は柔らかい布で包まれた空間に、柔らかな光があるれるもの。丸山直文の絵のような空間だ。子供のための空間という感じの世界。

 その隣には「未来の庭」というテーマでジャック・ヴィエイユというひとの「ガール・オブ・ランド」という作品が並ぶ。それは、展示スペース内にイチゴの水耕栽培の庭が出来ている。「ガール・オブ・ランド」というタイトルの由来は、そのイチゴの品種「とちおとめ」からきていて名前にテーマとの関連性は無い。会場内に整列する土色の焼き物に並ぶイチゴの葉の緑、それと無機質に並ぶ配電管の具合が一見無機質な未来を思わせるが、見方をかえればこういった場所にも生命を育もうという姿勢が新たな自然との対処とも思える。こういった場所で咲くイチゴの花に一層惹かれるのはそれが未来の庭だからだろうか。
 
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 他にも常設作品でも今回の特別展にちなんだ作品を見ることが出来る。
特に「感覚の庭」というテーマで設置された所蔵作品である小谷元彦lの「9th Room」は面白い。ミラーを使用した立方体の内側へ映像を投影することにより、果てしなく続く映像を出現させ、作者曰く“ダンテ「神曲」の地獄の最下層である9番目の部屋、また京都の養源院の血天井からもインスピレーションを得ている”という映像が醸し出す仮想空間で、流れる映像にいちまでも落ちていくような錯覚に陥る。落ちていく感覚、他人の瞑想の中に迷い込んだような感覚はいつまでも痛くなってくる。また、上を眺めると下を除く他人と目が合いより自分がどこにいるのか分からなくなるおかしな感覚に陥る。


 他にも常設展では丸山直文の絵画や小清水漸の《マドンナの製図台》と《作業台―木の帆》という作品などGADENSを思わせる展示が並び非常に楽しい。


他にも館外にもフロントの作品が並ぶ。こちらは芝生に生けられた生け花のよう。

久しぶりに面白い展覧会。見ていない方は是非にと思う。会場では図録を買う。非常に素敵な作品展だし、アーティストのこともよく知らない人ばかりだったから。図録は会場の様子を取り入れるため現在作成中だそうだ。こんなところも豊田市美術館の温かみを感じる。こういうところが作る企画展はだから信頼できる。。

金沢

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先週金沢へ行ってきました。片道バス6時間。疲れたー。
で、夜はNujabesを見に食事後に抜け出し8ホールへ。
早く行ったので地元の人が回していたけどカチッとした硬いリズムトラックにジャズとか綺麗なトラックが流れる感じでNujabesスを意識しているのかな。
次の人はハウスかと思っていたらPCと機材を繋いでハラカミより硬質な感じのエレクトロニカの演奏。チルになりそう。その後、ヒップホップぽい音にハウスを乗せるこれもヌジャベスを意識した人の演奏。
で、1時ごろNujabes。小柄な人で最初からアルバムのネタを出していてアルバムどおりの感じ。それにしてもすごい人。8ホールは名古屋のクアトロより少し小さいくらいの大きさだけど最初半分くらいの入りが1時ごろには踊れないくらい。綺麗なビートで朝方聞いたら気持ちいいなと思える。
そういえば、Nujabesを聴いて帰ろうと思い通路を抜けたら、ロッカー付近にバーカウンタがあってそこでサブステージになっていてこっちの演奏があげあげな感じのbreaksっぽい感じであーこっち好みだとなかなか帰り損ねる。

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金沢駅


翌日朝から金沢市内へ。他の人たちは2時間半かけて朝市へ行ったりゴルフへいったり。せっかく金沢来たのに金沢見ないんだよね。もったいない。
駅からバスに乗り21世紀美術館へ。それにしても金沢駅がすごいことに。もてなしドームという東京国際フォーラムのようなガラス張りのドームに現代風の東大寺南大門のような木造の門。
http://4travel.travel.msn.co.jp/e/msn/traveler/katase/album/10025375/

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21世紀美術館へは早く着きすぎたので金沢城を見ることに。金沢は早くも秋の感じ。菱櫓・五十間長屋・橋爪門続櫓が実物が思ってより大きいのに驚く。それにしてももてなしドームといい、金沢城といい21世紀美術館といい恐ろしいほどの建築ラッシュ。

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一通り城の中も見てから県立美術館へ。実はここで信貴山縁起絵巻の全3巻が一挙全面公開というマニアにはすごいイベントがやっていたの。最終日と言うことで10分早くオープンしてくれたおかげで人の少ない状態で見ることが出来た。やはり絵巻物は一度に見ないといけないね。絵巻物て最初に枕詞があって、絵が連続していて転換も絵で行うから、最初のナレーションの後は無声映画が続くようなものだからイメージが途絶えるような一部だけ公開と言うのは本来の方法じゃないと思うんだよね。で、絵のイメージと表情とかで物語を動かしていけれる信貴山縁起絵巻はやはりすごい。

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21世紀美術館は外周からだとすごいと言うイメージがわかない。むしろ反射する背後の建物の風景に町に溶け込む感じがする。中に入ってみると白く透明感のあるいくつもの小部屋であること路ではワークショップが開かれ、子供のための教室があり、ライブラリーがあり、美術館があり、何か一つのコンセプトに包まれた街のよう。市民ギャラリーでは金沢市街を網羅した巨大フォトモがあったり。新進の建築家の作品があったり街に活気がある感じがよく分かる。
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マイケルリンやタレルの作品にも満足。川崎和男の作品は心臓の病気になった際にかっこ悪い人工心臓は入れたくないと自分でデザインしただけあって日常品にあってものすごく繊細な感じ。
ミュージアムショップで何か買おうと思ったのですが高かったのであきらめ、紙飛行機型のハガキだけ買うことに。美術館のカフェでお昼がてら作ってみることに。紙飛行機の形でも120円の定形外で送れるんですね。
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美術館を後にした後ハガキを出して片町へ。片町のあたりって周りに綺麗な小川が流れていて、街のにぎわいも近くの文化施設の雰囲気も京都の河原町を思い出す感じ。
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片町ではラリーレーベルへ向かうことに。109の近くの2階にある雑貨屋で100%orange っぽいおしゃれ系の可愛い雑貨屋。色々贈り物にするとよさそうな雑貨がいっぱいだけど僕には可愛すぎるので。ラリーレーベルのコンピを1枚買う。

時間は短かったけど充実。電車へ乗って待ち合わせ場所の小松へ向かう。やっぱり電車旅行の方が体にあってるわ。

さあ、再来週は朝霧だ

暗夜光路

  • Posted by: まさひこ
  • 2006年6月11日 09:28
  • ART

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2002年に原美術館で開かれた暗夜光路展を見た後に朝香宮邸周辺を歩きました。
 暗夜光路展というのは2001年10月20日(土)から2002年01月14日(月)まで原美術館で開かれた横尾忠則の個展のことで三叉路の妙な空間の歪みを描いた絵画が30点ほどとその他が何点か出展されていました。どのような作品かは、ほぼ日で見ることが出来ます。

 何でこんな以前のはなしが突然出てくるかと言うと、たまたま朝香宮邸の話を見て思い出しました。この周辺には暗夜光路のような三叉路がありました。

 朝香宮邸こと東京都庭園美術館の周辺には高速道路が走っていて、高速道路に沿って路地が出来ています。高速道路の隣は庭園美術館の敷地の森になります。一月の夕方の森と言うのは非常にさびしいものがあります。

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 たまたま通ったときが1月の夕方の薄暗い時間だったこともあるのだけど、暗夜光路展を見た後の三叉路はゾクゾクとするものです。

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 三叉路にたどり着くと目的がない場合どちらへ行こうかと、じーっと周辺を見渡して立ち止まって考えます。

 三叉路に建つ建物は、その敷地をいかそうとしてかわったデザインになるのでしょうか。それともたまたまなんでしょうか。
 左は高速が走っているため細く暗い路地になっていて右側は住宅街となっています。こうも対照的な路地だと暗夜光路そのものというかんじで不気味です。
 普通なら明るい方へ進むのですが、高速をつたって歩かないと道に迷うし庭園美術館とは対称の方角なので暗い方へ向かいます。三叉路には何か碑のようなものが置かれているので、やはりここは何かあるのかもしれません。

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 もう1箇所三叉路にでくわします。こちらも左側の細い路地が暗く右側の道が明るくなっていますが、こちらは右側の風景ががいびつです。この三叉路の場合だとどちらへ向かおうか悩んでします。
 ちなみに左側の路地はところどころ高速の中が見えます。首都高のトンネルとなっていて暗闇にオレンジの光が漂っています。そして、その隣にうっそうとした庭園の森が連なります。 横尾忠則さんは違う風景を重ね合わせて暗夜光路の題材となる空間を作っていると書いてありましたが、ここの東京の姿が切り貼りの暗夜光路そのものだと思うのでした。

以上、暗夜光路の思い出でした。

京都の絵 あれこれ

  • Posted by: まさひこ
  • 2006年5月 9日 19:47
  • ART

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APN ExHiBiTiOn vol.4   林 雅彦DEKA展
shin-biにおかれていたフライヤーの中でもパッと目に付く鮮やかなデザイン。ほかの作品も見てみたいとインターネットを検索してみた。
http://apnp.shop-pro.jp/


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会期|2006年5月12日(金)~19日(金)
会場|新風館3F トランスジャンル
開場時間|11:00~20:00[金・土 21:00]
協力|新風館 / 藤田忠商店 / STUDIO21 / 創結
〒604-8172 京都市中京区烏丸通姉小路下ル場之町586-2
地下鉄東西線[烏丸御池駅] 5番出口徒歩1分
作家 web site|http://www.h4.dion.ne.jp/~sukima/
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大絵巻展
京都国立博物館でで大絵巻展というイベントがやっていて信貴山縁起や鳥獣戯画、源氏物語絵巻などまさしく大絵巻というにふさわしい絵巻物が見れるわけで、それにふさわしいだけのお客もいて、世の中こんなに絵巻ブームなのかと驚いたわけであるが、鳥獣戯画も源氏物語もいいわけですが、お奨めは十二類絵巻だと思う。あまりにゆるいストーリーと文化財かもしれないけどB級ぽい感じがいい。

特別展覧会 大絵巻展
―国宝「源氏物語絵巻」「鳥獣戯画」など一堂公開―
Special Exhibition Emaki Unrolled:Masterworks of Illustrated Narrative Handscrolls

会期
  2006年4月22日(土)-6月4日(日)
会場
  京都国立博物館 [東山七条] KYOTO NATIONAL MUSEUM
休館日
  毎週月曜(ただし、5月1日は開館します。振替休館は行いません。)
開館時間
  午前9時30分-午後6時 *金曜日は午後8時(入館は30分前まで)
http://daiemaki.exh.jp/

秘すれば花−東アジアの現代美術−@森美術館 2005/06/14

  • Posted by: まさひこ
  • 2005年6月14日 21:57
  • ART

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 森美術館の見た「秘すれば花」の記憶の続き。
 図録を見ながら思い出しています。図録はいつも買うわけではないのですが(重いので)、記憶が消えると探すのがたいへんだから。
秘すれば花という森美術館で開かれた展覧会は、基本的に二つの部屋で構成されていて、奥の部屋はちょっとしたエッセンスがあふれる部屋でした。
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 部屋に入ると、波板や廃材?で作った携行折畳式喫茶室(ポータブル茶室)が置かれていて、いきなり伝統パンク。中に座るのではなく腰掛けるみたい。その周りにいろいろな大和絵が置かれている。山口晃の作品だそうです。東京の俯瞰図とか六本木ヒルズの大和絵があって、ぱっと見たときは伝統的な技法で六本木ヒルズを見ているのかと思っていたけど、改めてみると、空調とかビルの窓とか特徴的な部分は写実してるのだけどその他の部分ではフィクションが多いのね。明治の頃のような建築や寺院作りの入り口やら、電車は路面電車で。かといって六本木ヒルズの地下の部分は詳細に書かれてるんだよね。そこら辺がだましていて見ていて面白い。

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秘すれば花−東アジアの現代美術−@森美術館 2005/06/14

  • Posted by: まさひこ
  • 2005年6月14日 11:35
  • ART

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 2週間前ほど前にみた展覧会のことを。

 もう、森美術館に行くのは4回目となります。2年で4回ですからかなりなリピーターということか。

 今回は東アジアの現代美術ということで当初はそれほど期待してませんでした。また水墨画でも見せられるのかとその程度だったのですが、行った人の感想がどれも思ったより良かったという感想で、それなら行っておくべきでしょうと重い腰をあげていってきました。(2年で4回は軽すぎでしょうともいわれそうですが)

 結論からいいますととっても良かったです。図録を買いましたので図録をもとに復習してみます。とはいえ、興味を持った作家さんをもう少し詳しく知ることは出来るというか、この図録あまり展覧会の写真が載っていません。というか皆無です。これも「秘すれば花」なんでしょうか。

 図録はマイケルリンという今回の展覧会にも艶やかな花柄の家具を提供していた作家さんの「pillow #7」の柄が装填に使われています。とはいえ、普通に使われているのではなく印刷面を裏にして柄を裏映りさせているわけで穏やかな具合に仕上がっています。穏やかな主張って東アジアっぽいですね。

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田名網敬一『Ascension Furniture: 昇天する家具』展 2004/07/18

  • Posted by: まさひこ
  • 2004年7月18日 12:54
  • ART

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短い時間を使いgrafへいってきた。ここは木を削るにおいがするので好きだ。
何がやっているかというと田名網敬一『Ascension Furniture: 昇天する家具』展
京都へ行く折に調べてみるとギャラリーアンフェノールやらキリンプラザやら同時多発的に田名網敬一展が起きているの。
突っ走った世界。
なぜ、grafにいったのかは平面の作家の世界を家具にしているのが面白そうだったから。

今の流れの180度違う流れの家具にわくわくした。
シンプルに向かいがちな周りの流れを打ち壊すような家具が楽しかった。
超サイケ空間が中ノ島にできているのが楽しいかな。
Kiiiiiiiも来てたのねえ。見たかった。

ラジオも聞いてみてね。

限局性激痛

  • Posted by: まさひこ
  • 2004年6月 8日 00:17
  • ART

限局性激痛コンテンツを移設していて気づいた。
ちょうど、去年の今日ソフィ・カル展を見に行った。
6月の雨とソフィ・カル。なんか似合う気がする。
http://www.museum.toyota.aichi.jp/japanese/exhibition/sophiecalle/

モダンってなに? MOMA展/YES オノヨーコ展 20040505

  • Posted by: まさひこ
  • 2004年5月 5日 14:34
  • ART

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さて、話は一度、前日にさかのぼるが、六本木ヒルズではMOMA展もやっていて見る。モダンってなに?
 1880年代から現代までを、4つの時代に分けて展示しているのです。ゴーギャン、キリコ、ムンク、ピカソ、ゴーギー。有名だし嫌いじゃないけどまあこんなものか。1920年ころから好きになる。あ、もしかしてと思ったらやはりロトチェンコ。分かってうれしい。

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ハーイ、コンニチワ

  • Posted by: まさひこ
  • 2004年5月 5日 12:30
  • ART

東京へ行ってきた。

  • Posted by: まさひこ
  • 2004年5月 4日 11:09
  • ART

 700系のぞみに乗り品川駅で乗り換え、大門から東京メトロ大江戸線に乗り換え赤羽橋、麻布十番、六本木と向かう。大門はアルミっぽい銀色のデザイン、赤羽橋はガラスブロックのホーム、麻布十番は黄色い細く小さいタイルのブロック、六本木は黒い大理石っぽい壁や柱に、金色の縁取りで「六本木」と書かれている。六本木はなんだかエロい。

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田中一光回顧展@サントリーミュージアム/建築家スケッチ原画展@中ノ島図書館(100周年)/奈良美智展と華雪など@graf/ジョゼと虎と魚たち@梅田ガーデンシネマ/TIM DELUXE ・YO*C@MOTHERHALL 20040124

田中一光回顧展
 LOFTもSAISONもMUJIも。
 光朝体というフォントまで作っていたという。
 自伝で読んだ風景がポスターでよみがえるのだけど、
 昭和30年代ってこんなにカラフルなのかという衝撃。

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anode/大友良英,杉本拓,西陽子,秋山徹次,Sachiko M,芳垣安洋,一楽儀光,植村昌弘,itoken,高良久美子 2003/12/11

  • Posted by: まさひこ
  • 2003年12月11日 23:47
  • ART | Music

■anode/大友良英,杉本拓,西陽子,秋山徹次,Sachiko M,芳垣安洋,一楽儀光,植村昌弘,itoken,高良久美子 2003/12/11

http://www.callithump.info/past/anode/index.html

anode ライブの2曲目 最初のあの音が忘れられない。
10人からPAを通さずに出てきた飽和から溶けたような爆発音はどのライブよりも迫力のある音だった。

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ソフィ・カル展(豊田市美術館)20030608

  • Posted by: まさひこ
  • 2003年6月 8日 00:02
  • ART

限局性激痛

 後で思えば小説であり映画であったけど、そのときは手探りで見ていました。
 僕にソフィ・カルと言う人への知識はなかった。《盲目の人々》は送られてきたチラシからおおよその世界はつかんでいたが・・・。

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時間 ヴォルツガング・ライプ展/中西夏之展 2003/01/17・18

  • Posted by: まさひこ
  • 2003年1月17日 00:27
  • ART

■時間

 彼の出身地ドイツへはドイツ表現主義のようなイメージを持っていたので、ドイツの芸術家というのには少し意外な気もした。ドイツ表現主義とはまた違う世界であったから。ただ、北欧の世界と言われればなるほどそうかもしれない。奈良美智のもつ雰囲気に近いと思ったが、そういえば奈良さんはドイツに留学したんだ。ドイツは今こういう色なのかもしれない。
 さて、ヴォルツガング・ライプ展を豊田市美術館で見た前日、愛知芸術文化センターで中西夏之展を見た。ついでを言うと、その日は同じ芸術文化センターで原将人のライブムービーを見ており、そのイメージペインティングということでチラシを奈良美智が担当していて、奈良という単語がヴォルツガング・ライプ展の時に浮かんだのかもしれない。、
 んー、話がそれた。で、中西夏之の作品だけど、僕は今までハイレッドセンターの中西夏之ということしか知らなかった。洗濯バサミがキャンパス一面に付けられたり、またキャンパスを離れ、見ず知らずの人の服にもくっついていく「洗濯バサミは攪拌行動を主張する」しか知らなかった。だから、最初僕の趣味とは違うと思っていたのだが、1983年から続く《紫・むらさき》シリーズ、《白・緑より白く》シリーズ、《四つの始まり》シリーズなどの作品群に惹かれてしまった。 
 「選び抜かれた色彩への特質と相互関係」という解説のとおり、選び抜かれた色彩が「姿形」を変えて展開していくのが20年というスパンで続いているのが、うーん、この人の時間てなんなんだろうと思えた。
 むしろ、時間を表現する人なのかもしれないな。

さて、そして翌日にライプの作品を見た。《ヘイゼルナッツの花粉》《ミルクストーン》《どこかで 確かさの部屋》《ライスハウス》《ライスミール》
どれも温和な作品で乳白色で包み込んだ美術館の建物にぴったりだ。
美術館に着くと、ちょうどワークショップということで「ミルクストーン
」を作っていた。「ミルクストーン」は大理石の板一面にミルクを注いでいくというもの。ミルクは表面張力で零れ落ちずに光沢を見せてくれるわけだが、その作品のデリケートさに調和と緊張を感じた。ものすごく丁寧に大理石の上に注がれたミルクをなぞって隙間を埋めていくわけだが、最後の隙間が大切なように思えるのがねらいなんだろう。ミルクの張られた大理石を下から見上げて表面張力というものを確認してみたり、指でミルクストーンを触ったときの波紋をじっと見たり。ミルクストーンを巡る世界のようなゆったりした感じがライプの時間なんだろう。ヘイゼルナッツの花粉や甘い香りの蜜蝋の部屋にしてもゆったりした時間を感じる。おそらく、花粉の採取から始まるライプの作品製作の長い時間を感じるからだろう。
 そう、気付けば3時間も豊田市美術館にいたのだった。

Private Luxury(須田悦弘・草間彌生)

  • Posted by: まさひこ
  • 2002年10月19日 19:36
  • ART

「Private Luxury−萬野コレ2002・現代美術とのコミュニケーション−」という展示を見に萬野美術館へ。

●「須田さんのも小さくて笑えた」と感想を送ったら「花だからね」と苦笑いされる。これだけじゃ、伝わんないよね。苦笑いされるよね。
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「2002年の6月14日は何の日」 2002/06/14

■2002年の6月14日は何の日
 長居スタジアムで行われた、サッカー日本戦は電車で聞く。いつもはMDを聞いてるのに、今日は携帯ラジオ。いいかげんなファンなので、日本戦が昼間にあるなんて、当日の朝に知ったのだけど・・・。
久しぶりの京都。10ヶ月ぶりくらいだ。何か外国人が多いような気がするし、河原町に来ると青いユニホームの人がやたらと歩いていた。長居スタジアムから帰宅のサポーター達かな?やたらとニッポンコールが起きる。やたらと稲元だらけなのはどういうこと。稲元が一匹稲元が2匹。みんな、流行り物にはのっとけということでしょ。楽しいからいいや。

■2002年の6月14日は何の日
 京都へ行った日。恵文社へ行った日。
 京都へ来たらなるべく歩かないでおこうと思ったのだけど、京都はそういうことを許さない町のよう。やっぱり歩きたくなる。京都駅ってあんな高くまで登れるのですね。河原町、祇園も行くと歩いてしまうので早めに恵文社へ。といっても4条から3条までは歩いたのだが・・・
 恵文社も10ヶ月ぶりだったっけな。
 買った本は、「無限の網/草間彌生自伝」と「音楽のピクニック/小杉武久」。あと、電子音楽の遍歴の解説本も気になったのだが(付録のCDが気になったのだよ。廃盤のP-MODELの音源やら、ヒカシュー結成前の音源、プラスチックスの音源も未発表音源だし、鉄腕アトムのもあったっけな。大阪万博の特集ソノシートからのものもあったよ)重くって今回は止める。
自伝好きであります。好きな時代、雰囲気があると調べてしまう。60年代のやばい空気を味わった音楽家と芸術家の精神を味わいたい。
 恵文社の近くに天天有というラーメンの美味しいといわれる店があるので行ってみる。周囲の客の会話から、いつもすごい行列みたいだが、2分くらい待っただけで食べれた。意外と薄味にあれ?美味しいけど、前回天天有が閉まってて、その近くのラーメン屋で食べた方が美味しかったような?記憶違い?次は一休庵。
 天天有からの帰り道。銭湯発見。最近銭湯好き。ふらっと湯。タオルは銭湯で借りて、ちょっと一服。ほら、都会に出てきて休むところというとカフェしかないでしょ。カフェもいいんだけどね。汗をかいたときは銭湯でしょ。心斎橋の銭湯も入ったことあるよ。これから、カフェで待ち合わせなので、時間調整にちょうどいい。本当は藤森照信さんの本に載ってた銭湯に行きたかったのですがね。

■2002年の6月14日は何の日
DCPRGの菊池さんが京都に来た(であろう)日。
15日にある大友良英ニュージャズクインテッドのために来ているはず。14日に会ったさなえさんは次の日は行ったらしく羨ましい限り。

■2002年の6月14日は何の日
 ROVO+レイハラカミ@クラブメトロのイベントの日
 PORTも良かったよー。三重から夜行バスでやってきたTATEさんと事前に合流。TATEさんはフジロックへ行く三重県人の集まりで知り合った人だが、一度しか会ってません。友達が行かなくなってどうしようか悩んでたので、じゃあ一緒に見ませんかと言って合流。ゴメリさん、さなえさんともお会いして見る。
 メトロの上に本屋があるのですが、リハの音が聞こえるのですね。ちょうどROVOのリハみたいで、こりゃ今日はやばいわと期待が高鳴る。
 会場は客入りすぎ状態。
 あ、そういえば、田舎のものって、メトロに対するあこがれ見たいな物があるのですよ。もちろん、それは、行ったことのないものが考えるハワイに対する憧れとか、京都に対する憧れに近いものですけど。京都メトロという名前に惹かれるのでしょう。
 レイハラカミは音が太いので意外に思えた。音圧が凄かったのはメトロのせいかもしれないが、音圧的にも繊細な音を作る人なのかと思ってた。ただ、1音1音自体は繊細に流す人だなあと思えた。音の塊が左から右へと脳内を流れていく感じが好きだった。
 そして、1時半頃にROVOのメンバーが現れて、レイちゃんとのコラボでライブスタート。モッシュきついのが嫌だったけど、おかげで動けるようになった。それまでは狭くって身動き取れなかったから。でも、ROVOで全く動かないのも変だけど、モッシュと言うのも変だと思うのだけどね。もっと、横にも踊りたいでしょう。もっと自由に踊らしてと思わない?
 なんか、だんだん演奏が良くなってる感じがして仕方がない(と言っても1年に1回で3回目ですが)。
前回は、夕方の涼しい風が吹いてきた中での野外でのライブなので突き抜けていく感じが素敵だったが、今回は狭いハコの中なので、突き抜けそうで充満している感じだった。しっかし、アンコールの曲(CISCOだったっけ)ヤバイね。もう、あれだけでも良いくらい良かったよ。
 ただ、ROVOってあのすごい音を作っている瞬間を見ることができるのが楽しいってところがあるのですが、今回は勝井さんしか見れませんでした。まあ、勝井さん見れて満足ってのもあるけどね。
 
■2002年の6月14日は何の日
さなへさんとゴメリさんに初めて会った日。ということで後々語り継がれることでしょう(笑)
いや、でも一大事件かもしれません。4年間もbbsに書き込んでいながら一度も会ってなかったのですから。まあ、bbsはbbsの付き合いだと思っていたので、会うことに必然性を感じていなかったわけですが、会ってみると面白いね。生ゴメリや生さなへが動いているわけですから。HPがアルバムだとすれば、本人はライブの感じか?
やっぱり、会って話しするとHPの感じがにじみ出てきますね。
 さなえさんとは、メールでやり取りをし、メトロの上の喫茶で待ち合わせ。
TATEさんが来るまで色々話をし、やっぱりscreamのさなえさんだーとちょっと安心する。ゴメはちょっと遅れてくるみたいと言ってたが、そんな遅くならず、同じ時間に合流。会ったとたんにビールを持っていたのには驚きましたが・・・。早。しかもあの込み具合で。ゴメリさんに「あの、彼女ができるお守りのやつ持ってこようと思ったんですけど・・・」といわれ持ってきてもらえなかったのでちょっと残念。ただ、持ってきてもらってそれでも出来なければ、重症だということになるので、持ってきてもらえなかったことにちょっと安心。
 帰り際、丸太町から3条、4条へと歩いたのですが、何か気分的に楽しい。鴨川では朝の5時半くらいからバカップルが生息していて、すごいね行くとこないのかねと話す。カモバカップルだカモップルだと言いながら、朝だから何でも笑えるねと言いながら歩く。鴨川歩くゴメリさんはHPのゴメメリさんだなあと思って素敵でした(両手動かして歩く姿とか)。
 3条で安藤さん、4条河原町でゴメリ、tateさんとお別れし、さなえさんとは京都駅まで向かう。やっぱり、好きなページの人と話すのは楽しいねぇ。楽しいから、丸太町から4条までって遠く感じなかったよ。
素敵なホームページの方は本人も素敵。

小沢剛

  • Posted by: まさひこ
  • 2002年1月 5日 16:40
  • ART

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ワタリウム美術館にバックミンスターフラー展を見に行ってきたのに、買ってきたのは小沢剛の本。原美術館でも、小沢剛の本を発見。東京都庭園美術館のカフェで夕食を食べながら、読む。東京のイメージと小沢剛のイメージがなぜかだぶる。だから、東京土産として小沢剛。

ワタリウム

  • Posted by: まさひこ
  • 2002年1月 5日 16:36
  • ART | 建築

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写真で見ると大きそうな美術館外見もモダンなカッコイイ美術館
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行ってみると、意外とちっちゃくって、あれ?。うかうかしてるとオシャレなキラー通りで気づかないかも。反対車線から行こう。すると写真のようなワタリウムが見えてくる。同じ車線から歩いていたので、通り過ぎようとしたときに、見覚えのあるフラードームに気づいた。形も直角三角形ぽいんだよね。30度、60度、90度。測ってないけどそんなかんじ。だから、中も結構狭い。でも、相談芸術カフェならここならいいかも

イームズ展のイスのこと/イームズの映像のこと/ 法隆寺宝物館のことイスのこと仏のこと/谷中と赤瀬川原平の関係のこと/指揮官のいるバンド(DCPRG)のこと 2001/09/22

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★イームズ展のイスのこと
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 イスはそれほど興味はないんだ。好きではありますけど。初期のLCW
だったっけ、忘れたけど、なんか教室のイスのようだし、プラスチックの
チェアは駅のホームみたいだけれども、(それは、駅のホームや学校が魅
力的な空間なんだろうけど)それらとはちょっと上を行く魅力があります
よね。
 なんだろう、べたーとしているというか、無駄に座る部分が広いと言う
か、ダラーとしてる感じが好きですよね。あの、奈良美智の絵の犬のよう
な、ダラー系の感じが浮かんだんですけどね。
 イームズのプラスチックのイスって背もたれがクニャっと反れるんです
ね。いいですねえ。あ、そうだ、イームズ展ではイスに座れるんですよ!!
イスなのだから座れるのは当然ですけど。

★イームズの映像のこと
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02040013
 本当は映像を見に行ったといっても過言ではないんだ。イームズ的空間
をね。映像はその人の目線が伝わりやすいから好きだ。インタビューも好
き。なんでも知りたがりやの性格としては一番思考に近づけるし。
 当然、ビデオを買ってきたのだけれども、「デザインQ&A」と「ノー
トン記念講義[GOODS]」がないのだよね。会場で見なさいということ
か。見てきて良かったけど。「デザインQ&A」は一番最初の入ったとこ
ろで、「ノートン記念講義」は出口の間際で見れるのです。出口に近づく
と「デザインQ&A」のコメントが垂れ下がった紙が続きます。QとAを
見ながら出口へ近づきます。「Q:芸術の未来は?」映像も、展覧会も、
ここで終ります。
 ノートン記念講義は接写の魅力が分かるのです。イームズの映像と言え
ば接写とリズムだと思うんですよね。こぎみの良い音楽映像ならクラシッ
クでも踊れるものだと実感。踊らなかったですけど。
 あっと、ノートン記念講義でしたけど言葉の一部を引用するのが一番で
しょうか?会場ではこれだけがスライドの訳が置かれていました。


  紙束。夢に見たことがあるでしょう。じつに美しい。

  封を切った包みにも独特の魅力があります。隅が破けているようす、
  まるで誘っているようです。
  最初に一枚を取りだすときの、あの特別な感覚。なにかが変わるよう
  な、あの感覚――。                      

  箱入りのチョーク。チョークは箱に入って並んでいるときが一番すば
  らしい。
  

★法隆寺宝物館のことイスのこと仏のこと
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 法隆寺宝物館に何を見に行っているのと聞かれると、
 ?は摩耶夫人及び天人像でしょう。このポーズそうないですよ。レッツ
ダンシングてな感じで、しかも気合が入っていません。脇から釈迦が、
やあ!!て、やっているのも良いじゃないですか。
 ?は実はこの皮のイスなんですよね。これって置く位置も指定してあっ
て、少しへこんでるんでっすよね。良いいすだ。座れるので尚、良いイス
だ。座れるのは当然か。
 ?はあの展示ケースと第2室の配置かなあ。ま、これは感動して当然。
 あと、閲覧ルームの本の配置も好きなんだけどね。絶対あれは本の置く
位置と数も指定していると思う。入口もかっこいいよね。


※あと国立博物館と東洋館と平成館に寄って、(貧乏性なので全部見なけ
ればと思うんだよね。)芸術酔いする。何事も適量だろうね。

★谷中と赤瀬川原平の関係のこと
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 赤瀬川さんはネコだね。縁側の化け猫の雰囲気がします。昔はHRCと
かつけてかなり化けていたけど、今は縁側にいて時折驚かされるという感
じだろうかな。
 赤瀬川展のあるスカルザバスハウスは銭湯がギャラリーに化けたところ
で、今回は平面作品が並んでいました。作品は一部を除き売っていて、「
あいまいな海」シリーズ10点10,000,000円とかで何かやっぱ
り化かされている感じがしてね。そんなにするもんなんですね。
 ところで反芸術アンパンにあったイラストを見たときは、ちょっと嬉し
かったな。印刷じゃなくってボールペンの線がしっかり見えたからなあ。
こういうとき印刷は弱いなあとおもうな。
 谷中って猫、個展、墓ていう感じで面白い場所だなあ。(ちなみに、迷
って谷中一周してまいました。)猫がいるっていう人臭いところに、絵が
あって、それで石のオブジェ(墓)がいたるところに並んでるでしょ。棲
み分けしてそうで侵食しあってて。なかなかな場所だな。
 前回の赤瀬川さんの個展はこの銭湯画廊の煙突に巨大な猫のオブジェを
つけるものだったそうですね。写真があって見させてもらいました。
 いい。やはり赤瀬川さんは裏切らない。

★指揮官のいるバンド(DCPRG)のこと

 はまった時は1曲しか曲を聴いたことのないバンドでした。今年のの1
月くらいでしょうか。公式音源は1曲のみ、しかしそのバンドのための筋
書きが、ずらーと(紙なら何ページもだろうけど、HPだから何だ?)か
かれているバンドでした。
 ポリリズム、ダンスとジャズの融合みたいなフレーズのバンドでしたね。
ROVOと良く比較されます。7月にシングル、8月にアルバムを聞いて
9月にライブを聞いたことになります。
 で、特にキャッチ22が新鮮でしたね。
 指揮官(コンダクター)がいて、指揮のないところでは各自が思い思い
にグルーヴを出していて、指揮官が狂っていててい言う感じですね。
 各々がグルーヴを出していると言うところはROVOにも共通してるん
だけど指揮官がいるというのは圧倒的に特徴的ですね。ROVOはそれぞ
れの精鋭部隊の音のどれを中心に聞くかはそのときのこっちの気分による
んだけど、DCPRGは違うんですよね。狂った指揮官の元に集約された
音を聞く感じがしたんですよ。実際見て。音に中心はないけど、この音を
聞いて次にこの音を聞いてというのは指揮官の手の内にあるかんじかな。

林丈二的考現学「屁と富士山」

  • Posted by: まさひこ
  • 2001年3月30日 21:21
  • ART

林丈二展
INAXギャラリー(大阪市新町1-7-1)
3月30日の行程.jpg

林丈二さんの調査?内容

切符のパンチ屑調査
プラットホームの白い線
アイスキャンディーの当りくじ
きつねうどん・そばの油揚げ
英字ビスケットはどれがいくつ入っているか
パチンコ玉の模様
理想的なコーヒーサービスを求めて
路上探偵事務所
化粧石
狛犬の尾の調査
水々流転
フェイスハンティング
石文
ミニ鳥居
一日で5県を歩く
面白地名散歩
車窓からの牛
ホテルの部屋調査
靴底の小石
毎日出す手描き絵葉書
放屁採集

4月20日は林さんの講演があるそうです。建築関係の本がここ色々売ってるんですね。「絶対面白いから来てくださいよー」とそこのお姉さんに言われた。「えー遠いからなあ」と言ったら「ほんと面白いんですよ。路上観察もやるから来て下さいね」て。良い感じのお姉さんでした。行くときは電話かFAXで申し込むそうです。(電話06-6539-3518)行く方いればどんなだったか教えてください。きっと絶対面白いはずです。

「音楽の実験」と赤瀬川と60年代回顧展(名古屋) 2001/01/19

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今日は60年代の日と決め込み行ってきましたよ。名古屋に。

■黒川紀章回顧展

 これは名古屋市美術館でやってて。赤瀬川さん目当だったのをついでに見たわけです。

 黒川さんの建築は何かアメーバ−ぽいんですよね。
 面白いけど、住めないね。それと、最近のは恐竜の博物館のデザインが卵なんて安直すぎるんじゃないんですか。それと建築って、模型で見てもね。行ってみないと。その点、上野の法隆寺宝物館はすごかったなとつくづく思うわけです。ここの名古屋市美術館も黒川さんのらしいけど、展示内容を次々変える美術館は建築家の意図と合わなくなるのかなあと思ったり。つくづく、谷口吉生の法隆寺宝物館はすごいなあと思ったりしましたね。

■赤瀬川原平の青春時代展

 とんちの神様の作品展を見に行きましたよ。そういや、黒川さんのを見てたとき、女の子3人組がいて、ちょうど見るペースが似たようなものだったので、追いついたり追い越したりでして。明らかに黒川目当って感じで、赤瀬川展の方もぼくのちょっと後から入ってきてましたが、なにこれ、て顔してて面白かったですね。巨大千円札やら、梱包した椅子やら机やら、ガラクタのオブジェ見せられても普通の人はハァ?ですよね。当時の迫力は千円札の色のようにあせてはいたけど、あの女の子の様子を見れただけでも、ハイレッドセンター側からミキサー計画を体感できたような気がしましたね。他の展示はスルスルとすり抜けていくのに、赤瀬川だけ念入りに見ているぼくをどう思ったんでしょうね。
 千円札で梱包されたかなづちとかもあったんですが、作品名が押収品千円札梱包作品(かばん)とかなってて面白い。作品名が裁判を経て変わっているんですね。
 でも、「ヴァギナのシーツ」からは硫酸が落ちてないし、梱包作品扇風機は動いていないようだったし、60年代で止まっている感じがするのは寂しかったな。硫酸落とせばいいのに。ハイレッドセンター展にして紐の作品とか黒川の作品にグルグル巻きにしたいなとか思ったりしてました。。


■そのあとは、タワーレコードとかによって、CDを物色
  THE FOX
  千葉レーダ
  オーディポップ
  トランソニックのストレンジガーデンのベスト
  BS2000
を購入。次回に持ち越しはテント、ケージ、ビョ―ク、トランソニックの中原正也のと砂原のプロデュースのやつ。ラブサイケデリコはレンタルで済ますことに決めた。

 さて、タワーレコードで買ったFOXですが、スペースシャワーTVのトリビュート盤であったのが良くって買ったんです。今日のコンサートの音楽とは反対側にありますがユルユルでいい感じです。ユルユルいいですよね。ぼくとしては音楽的に同じ傾向ばかり聞いてると疲れてくるので、バランスをとってるところがあります。
 千葉レーダとオーディポップは去年の忘年会とライブの思い出としてという意味合いが強いですね。千葉レーダは予想通りだったんですが、オーディポップは、あれ?て思いましたね。ライブのほうが良かったなあて思えて。まあ、それなら最近のオーディポップは調子が良いと言うことなんで、まあ、OKですけどね。
 トランソニックは最近ポリスターに移ったみたいですが、移籍を契機にアーティスト別のベストを作ったみたいですね。どれも欲しかったですがとりあえず1枚。
 ところで、TMVGのCD試聴したんですが、最初がフジタブレンダーなんですね。ピチカートがあったりわりとメジャーな内容で。ありですか、これ。
BS2000は気になってたんで。ちょっと緩めでいいかんじです。


■パルコブックセンター/非ユークリッド写真連盟/フォトモ/有元伸也

 パルコブックセンターに移って、カーサやらユルユル見て歩く。非ユークリッド写真連盟の本を見つけて欲しいとは思うがお金がないので立ち読みで済ます。非ユークリッドの感覚はよく分かるんですよ。最近、写真とかにも少し興味が出てきてるんですが、感覚としてカメラ好きでも写真好きでもなくって、被写体が好きなんです。それと、壊して作る感覚は好きでして。これも、赤瀬川のトマソンの思想的な流れを汲んでて、今日はアンパンの日だなあと実感します。

 有元伸也の写真集も探すんですが見つかりませんでした。有ちゃんに対する書評はあったんですがね。それで、絵夢ちゃんの写真の事とか考えたりしてました。


 立川談志の本を立ち読み。CD買いすぎたので次回に持ち越し。


■「アメリカンドリームの世紀展」

 愛知県芸術文化センター、大ホールは何をやってたんですかね。何かハイソな感じな人が集まってました。我々の集会アンチアメリカンドリームの音楽は、地下1階小ホールです。いい場所でやってくれます。その前に10階でアメリカンドリームの企画展がやっていたのでついでに見てきます。60年代のアメリカの姿なんですが、なんかうそっぽいと言うか、ある一方の臨界点だなあて思ったりしましたよ。この世界は好きなんですが、なんていうかアメリカの宗教音楽のジャケットて怖いくらいの幸福な笑顔が写ってるじゃないですか。そんな感じがした。


■「特集公演:音楽の実験−アメリカと日本」

 で、その後小ホールに行ったら見たことあるひげのお爺さんが入り口で話をしています。刀根さんみたいでした。客層はとことんバラバラでしたね。EYEちゃんファンの危なそうなお兄さんから、怪しそうなおじさんから、若い芸大風の人に、隣の女の子はセーラー服でしたよ。入ったときから中にはツーと言う信号音があって、でも気持ちいいです。会場はグッドマンよりひとまわり大きいくらいですかね。後ろのほうは座席で前のほうは座布団です。
 最初は刀根康尚さんです。これは解説を見ると光を音に変える装置を使って演奏するみたいですね。で、光はスライドを使って拾うんだけど、スライドの映像の内容は漢字を分解した象形文字の元になった映像をイメージで流して、流す順番は漢詩や万葉集の言葉の通りに流して音楽に変換するってやつです。
 この日のコンサートの音をMDに拾ったんですけど、こういうのって、目撃することに意味があって、音だけ聞いてもあんまり意味がないんだよね。だって、MDで録音したんですけどぼくがMD触って出した騒音と楽曲の違いが分からないですからね。
 これらって、芸術と言う枠でとらえなかったら、ただのキチガイですもんね。この騒音を真剣に聞くぼくらもどうかしてて楽しいです。
 次の高橋悠治さんのは、演奏中に起きた自身の演奏ミスや、会場の音によって次の演奏が決定される作品。あのヤンさんのライブでやってたやつはその応用なんでしょうね。
 次が高橋悠治さんと小杉武久さんでしたが、これが一番曲っぽく聞こえましたね。グラフ理論をもとに、「7本の橋がある。全ての橋を一度、そして1度だけ渡って散歩できるか」と言う問題から作られているそうです。小杉さんのものすごい突き詰めたような表情と急に打楽器を叩く姿がすごかったですね。
ここで、楽器?類のセットのため15分休憩となってました。その後の舞台はこんなかんじ。
 次の和泉希洋志さんと小杉さんのCatch Wave68が一番かっこよかったです。原理から言うとラジオテルミンのやり方ですね。ラジオに高周波発信機を近づけると電波の干渉現象によってビート音が発生する。んで、高周波発信機をターンテーブルにつけて近づけたり回転させたりして刻んでみたりして音を発生させる。自転車にも高周波発信機をつけて回転させたりブレーキをかけたりして演奏する。光を音変換させる装置を使って、扇風機に光を当ててました。もう、これは聞くと言うより、目撃すると言ったほうが正しいですよね。もう、小杉さんかっこいいです。演奏中一度も笑いませんでしたね。思いつめた数学教授てかんじでした。
 刀根さんはもう演奏が終わったので、一緒に小杉さんのパフォーマンスを見てましたね。
 今回の演奏者、和泉希洋志さんとEYEちゃんは若かったけど、あとはみんなおじいちゃんでしたね。アンデパンダンの関係者だったり、グループ音楽の人ですもんね。小杉さん以外はあまり記憶になかったんですがみんなすごい人だったんですね。あとで、東京ミキサー計画を読み直して、グループ音楽とハイレッドセンターが合体してハイグループとなったのかとか。国立敗戦記念晩餐会の紐ぐるぐる巻きの演奏の小杉がこうなったのかとか、等高線の高さをもとに、倒したピアノに消しゴムを落とす音楽を演奏した刀根が昨日のひげのお爺さんかと帰ってきてから思いましたね。
 次に、EYEちゃんのパフォーマンスです。シンセサイザージャケットていう。胸部に電子音の発振回路を組み込んだジャケットを着込んで、胸部のツマミを使って音を変化させて演奏してました。この日のEYEちゃんて小杉先生のもとでパフォーマンスする生徒て感じでしたよ。

 次の曲も小杉さんと、EYEちゃんと和泉さんでのでしたが、まさに小杉先生とその生徒による演奏みたいな感じでしたね。小杉さんの発振装置は3倍くらいありましたよ。なんか、空中にバケツやらドラム缶やらパチンコ台みたいな変なオブジャや、黒いスピーカーみたいなものやら、独楽みたいなものがつるされてて、それに発信機がつけられてて、共鳴した音をマイクで拾って会場八方向にあるマイクで拾って流すってもんでしたよ。そして、表情変えない小杉さんが一度音量を出しすぎたのか、慌てたような表情をしたのは見てラッキーと思いましたね。あの小杉さんが慌てたよーてな感じで。

 とにかく演奏的にも生きた小杉さんを見れたのは収穫でしたよ。

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